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3000メートル級の山々がそびえたつ北アルプス。降り積もる雪から解け出した水が、地下へと少しずつ滴り落ち、長い時間をかけて、富山湾のまち、生地(いくじ)に湧き出ています。生地地区には全部で20か所の湧水スポットがあり、湧出量や水質、味わいがそれぞれに異なります。 生地の清水の1つ、「岩瀬家の清水」は蔵の敷地内にあります。この名水を米洗いから仕込、蔵内の掃除にまで贅沢に使用できるのは、皇国晴酒造の特権です。この名水、滑らかで柔らかな軟水で仕込んだお酒は、滑らかに口中から喉を伝い、体に自然と染み入んでいくような優しさあふれます。水そのものの味わいすら感じれるようなこの酒の味わいは地元富山湾でとれる新鮮な魚介類と相性抜群。 ■正式名称:環境省選定・日本名水百選 黒部川扇状地湧水群「岩瀬家の清水」
「雄山錦」は富山オリジナルの酒米で、「ひだほまれ」と「秋田酒33号」の交配により生まれた品種。上品さと繊細さをもちつつも、どこか人懐っこさを感じさせる柔らかい味わいが特徴です。「みずのかたち 純米吟醸」には、この「雄山錦」を掛米に使用し、麹米には繊細な味わいを生み出す富山産の「五百万石」を使用。 富山県産の米に加えて、黒部川を下ってきた立山奥山を源流とする清冽な湧水と、北陸が誇る「金沢酵母」を使用することにより、北陸ならではの味わいを造り上げました。
2022年秋より杜氏に就任された岩瀬由香里(いわせ ゆかり)さん。和歌山県のみかん農家出身で、広島大学在学中に卒業論文研究の為一年間国税庁醸造研究所(現独立行政法人酒類総合研究所)で麹の遺伝子の勉強をしつつ酒業界の方々とも交流し酒造りに対する興味を深め、皇国晴酒造の現当主岩瀬新吾(いわせ しんご)さんともその時にご縁があり、富山県黒部に。 これまではご主人の新吾さんの酒造りを支えてきましたが、学生時代の夢が叶い、富山県内で第1号の女性杜氏となった由香里さん。2児の母でもあり、「我が子を育てるように愛情込めてお酒を造って参ります」と酒造りに対する思いを語ってくれます。 水は自然からの恵みですが、お酒は人が造るもの。ご主人との2人3脚での酒造りには、自然の恩恵に対する感謝やこの黒部市生地を守りつづける人々への尊敬や愛情が溢れています。
蔵から50mほどで富山湾を臨み、黒部川の最下流に位置するこのまちで、明治15年より皇国晴酒造がはじまりました。北アルプスの雪解け水が地下から湧き出た水は、「清水(しょうず)」と呼ばれ、日本名水百選に選定されています。蔵の敷地内には生地地区の清水の1つである「岩瀬家の清水」があり、創業以来、この名水を仕込水として、酒造りを続けています。この名水、滑らかで柔らかな軟水で仕込んだお酒は、体にすっと馴染むように心地よく、ずっと飲み続けたくなるお酒です。
「天然のいけす」とも呼ばれているほど魚介類が豊富な富山湾に面した、黒部市生地(いくじ)は、漁師まちの一つでもあります。すっきりした味わいで何杯でも飲み続けられるこのお酒は、春から夏の白エビや冬のベニズワイガニとのペアリングが最高です。 「みずのかたち」はぜひ海のものと合わせていただきたいお酒です。
黒部の豊かな自然の中、日本名水百選の名水が光る酒を醸す蔵。富山県黒部市の東部のまち、生地(いくじ)。 蔵の敷地内には生地地区の清水の1つである「岩瀬家の清水」があり、創業以来、この名水を仕込水として、酒造りを続けています。 「毎日気軽にのんでいただける美味しいお酒」をお届けしたいと、皇国晴酒造が大切にしている酒造りのこころを持ち続け、昔ながらの酒造りを大切にしながらも、研究熱心な現当主のもと、新しいことにも積極的に取り組んでいます。
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