-蔵元の紹介-
醸造元の「田中酒造場」は、天保6年(1836)創業の蔵元です。創業時に姫路城主「坂井忠実」に酒の旨さを高く賞され自筆の篇額(花気随酒)を賜り、以来一六〇余年にわたり今も手造りで旨酒を醸しています。元来「名刀正宗」の酒銘を主力にしてきましたが、昭和63年全国新酒鑑評会にて「白鷺の城」で初の金賞受賞。
以後、7回もの金賞を受賞してきた実力のある蔵元です。世界文化遺産の姫路城から命名した「白鷺の城」は常に安定した良質のお酒を造り続けており、地元兵庫においても人気の出てきている銘柄です。
-味わいの特徴-
「大吟醸 白鷺の城」は、山田錦を38%に精白し、夢前川の伏流水で仕込んだ淡麗辛口酒です。但馬杜氏が手造りにこだわり精魂込めて醸した逸品です。華やかでフルーティーな香りと、のど越しのよさが身上です。
全国新酒鑑評会で通産9回、最近10年間で8回の金賞受賞の栄誉に輝いています。
原材料は磨き抜かれた山田錦、仕込み水は夢前川の伏流水で、全国新酒鑑評会で幾多もの金賞を受賞した酒。糖蜜のような甘い香りは、まさに究極的と言える。味わいは独特で,凛とした苦味が最後に残る。
カクテルで例えるなら、ジンライムといったところだろう。甘さはほんの一瞬で、酸味から苦味へ移る速度は意外にもスピーディ。余韻はやや長め。