「神亀 純米酒」は、神亀酒造を代表するスタンダードの酒です。スタンダードと言っても、一般的な蔵元で造られるスタンダード酒とは異なり、米と米麹だけで造られた純米酒であるということ、そして、全て2年以上の熟成を経てから出荷されるということです。
徹底した純米作りで、造られた酒を2年間の低温熟成を行うことで、角がなく丸みを帯びた酒質になり、食材を邪魔することなく、いうならば、食材を引き立てる存在になる酒です。なかでも、この純米酒は、全国の若き蔵人が手本とするほど。
酒の特徴は、蔵元が目指している「口にしたときやわらかく、最後にすうっとキレがよく」という言葉がぴったりのお酒で、食中酒にぴったりの酒です。蔵元いわく「35歳以上で人生の機微がわかる方にオススメ」。飲めばその味の深さの意味がわかるはずです。逆にわかれば、なかなかの酒通なのかも。
蔵元もオススメしていますが、燗して飲まれるとこの酒の深さがより分かります。燗で召し上がっていただければ、熟成酒らしいとてもまろやかな旨みとしゃきっとした辛さが引き立ちます。
一口飲んだだけでそれとわかる強烈なインパクトは、他のどこにも無い独特の個性と勢いを感じさせてくれる酒です。
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