IWC・クラマスター・ミラノ酒チャレンジとは?
■IWC
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は、英・ロンドンで開催される「世界で最も大きな影響を持つ」とされるワイン品評会です。
2007年、日本酒を評価する「SAKE部門」が誕生。受賞銘柄は国内外で注目されるため、海外進出を目指す酒蔵の登竜門的なコンテストです。
24年時点、「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「純米大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の9部門があり、目隠しで利き酒をする「ブラインド・テイスティング」で審査されます。
各部門で「ゴールドメダル「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推薦酒」を選出。ゴールドメダルの優秀な銘柄に「トロフィー」を与え、その中から最高賞「チャンピオン・サケ」を決めます。コストパフォーマンスも評価し、四合瓶(720ml)換算で1200円以下、生産量10万本の商品数点に「グレートバリュー」を授与します。その中から「グレートバリュー・アワード」として1本を選出します。
■クラマスター
クラ・マスター(KuraMaster)は、2017年からフランスで開催されている日本酒の品評会です。審査員は同国認定の最優秀職人である「MOF」の資格者、一流ホテルのトップソムリエやバーテンダー、著名なレストランや料理学校の専門者、ワインジャーナリストなどフランスを中心としたヨーロッパの人々で構成されています。
23年時点で「純米酒」「純米大吟醸」「サケ・スパークリング」「クラシック酛」「古酒」の5部門があります。部門ごとの決勝に進出した銘柄から「審査員賞」が選ばれ、さらにその中の1点に「プレジデント賞」が贈られます。
■ミラノ酒チャレンジ
ミラノ酒チャレンジは、伊・ミラノで開かれる日本酒の品評会です。イタリア酒ソムリエ協会認定の資格を持つ、同国在住のトップクラスのワインソムリエやレストランオーナー、シェフ、バーテンダーなどの飲食の専門家が審査員を務めます。
「利き酒審査」のほかに、イタリア料理との相性を見る「フードペアリング審査」、ラベルや箱などの美しさと機能性を評価する「デザイン審査」を行います。
各コンクールで受賞したお酒をぜひご賞味ください。