- 蔵元の紹介 -

　「松露酒造」は、 昭和3年7月に「姥ヶ迫焼酎(株)」として設立、昭和46年6月に「松露酒造」と商号を変更しました。創業より70余年、宮崎県の最南端・串間市に蔵を構えています。

酒名である「松露」の由来は、常に変わらぬ緑の松は長寿のシンボル、酒を意味する言葉の露と合わせ、この酒を飲んで長生きを、との意味が込められています。

焼酎ブーム以前から、流行に左右されることなくきっちりと自らの目指す焼酎を造る蔵元です。姥ヶ迫に美味しい水有りといわれた地下水を仕込水に用い、酵母は永年蔵に住み着いている蔵付き酵母が焼酎を育てます。

原料となる芋は、地元串間産と鹿児島の志布志町産のみを使用し、仕込みは採れたての芋のある9～11月の期間のみ行うこだわりがあります。また驚くことに、宮崎の殆どの蔵元で焼酎造りに使われている酵母（宮崎酵母）は、この蔵元の蔵付き酵母なのです。

創業以来、焼酎好きが飲む芋らしい焼酎をモットーに、原料の風味を引き出した濃厚な酒質が特徴の、いもの味、香りが深く、トロッとした口あたりの焼酎を造り続けています。

熊本国税局種類鑑評会の優等賞を数多く受賞し、最近では平成6、8～10年に受賞しています。

- 商品の特徴 -

「心水」は、完熟したコガネセンガンを厳選し、仕込み水に地下天然水を使用した、独特の香りと風味が特徴のいも焼酎です。もろみを蒸留する過程で、もっとも優れた部分である初留と中留だけを取り、地下天然水で割水しました。旨味成分を残すために無濾過でにごりのまま瓶詰めされています。

にごりのために、かなり濃醇とした印象を受けますが、口当たりは極めて軽く、それでいて味もしっかりと感じられます。マイルドな風味と無濾過ならではの豊かな旨味と香りが口いっぱいに広がります。

ロックで飲んでいただければ、口当たりの軽さもあって軽快に喉へと流れていきます。後に残る風味も、芳醇でほろ苦さが心地よく漂います。

いも焼酎の味と香りを多く残す造りをしているため、白いオリが出ることがありますが、味と香りの成分ですので良く振ってお飲みください。